ぎゃしゃ浮砲台

浮足立った雑文

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

aikoを聴く③~『夏服』

「別れる男には花の名前を教えなさい」と書いたのは川端康成だった。毎年咲く花を見る度に、愛した人を思い出すであろうから。歌詞カードのチューリップをかじるaikoを見て、春夏秋冬の花とあの人の写真を、ひっそりと思い出している。 3rd Album 『夏服』 …

aikoを聴く②~『桜の木の下』

久々にしこたまに酔った。帰りのタクシーでリバースして、運転手さんに「にーちゃん困るわー」とどやされた事が微かに記憶にある程度。その記憶すら正しいかも曖昧な酩酊。ショートパンツを履いていたから少し肌寒いかと思ったけど、帰り道でも汗ばむほど、…

aikoを聴く①~『小さな丸い好日』

■序文 aikoという音楽家・作詞家をずっと避けている。街中やCDショップでふと流れてくること以外では、出来るだけaikoの音楽に触れないようにしてきた。嫌いだから、では無い。好きになるに決まっているから、という気配がするから。「好きになるのが怖い…

「友達」の定義~ドラマ『火花』感想

先日、数年ぶりにパーマをあてた。(パーマあてる、って関西方面の言葉なんやな)20年来の付き合いになる美容師さんに「チリチリ一歩手前くらいで」というリクエストとともに見せた画像が、Netflixドラマ『火花』の波岡一喜演じる"神谷さん"だった。"神谷さ…