ぎゃしゃ浮砲台

浮足立った雑文

男子、辞めます 2021/7/3

本日が男子(及川光博の男性ファン呼称)として最後の日。 彼がデビューしてから25年、自分の人生と彼の活動をリンクさせつつ、ずっと男子として応援し、生きる力をもらってきた。 そんな25年に終止符を打った、2021年の初夏。 もう、男子辞める。 コロナ渦…

ディスコの神様 feat.藤井隆/tofubeats

お子のミルクタイムBGMに何か無いかな、とYou Tubeでたどり着いたのがUNITのライブ映像 タカスィの素敵なところは、目の前にいるお客さんを真っ直ぐに見てくれるところわたし、あなた、みんな それを照らすミラーボール 何度も味わってきた魔法の瞬間を閉じ…

朝焼け/KIRINJI

夜と朝の狭間の26時 子どものミルクタイムに起きたついでに、燃えるゴミを捨てに外へ出る マンションの廊下とエレベーター、ゴミ収集場に赴くだけだけど、パジャマ姿に寝癖付きの髪の毛で家の外へ足を踏み出すと、少し日常を逸脱するようだ白い朝、久しぶり…

協奏曲ホ長調「春」/A・ヴィヴァルディ

祖母のメインバンク、池田銀行の販促物であろうクラシックCDのことを良く覚えている とは言っても1曲目の「春」だけCDラジカセを買って貰った直後あたりに良く聴いていたのは、「春」の景気良い序盤の旋律を、リコーダーで練習していたこともある「春」…

昨日のNo,明日のYes/GAKU-MC

ふとした場所で林田健司の名前が出て、密やかに分かるもの同士で「いいよね」と交わした林田健司のことを思うと、どうしても「不遇」というマイナスの言葉が浮かんでしまう 「実績と実力に乖離した知名度」ということなんだけど、釈然としない思いを込めて、…

Balance/Way Ched

自律神経が整わないからか眠気が乱高下 サウナでドバドバ汗を流したいと猛烈に思うけど、できない状況に四苦八苦TVチャンピオンリクエストで赤坂さんのラーメンメガネドボン映像を見てゲラ笑いして、ちょっと救われたり折り重なって紡がれる物事のバランスを…

Unchain/maica_n

約1ヶ月のミッション期間が終了 一区切りだけど、これで何かが終わるものでもなく、続いていく責務の支度ができたという実感僅かな静寂の時に聴く音楽は、食事や飲酒と似た栄誉が満ちるな激しく鼓舞するようで、優しく癒やされる歌声 日々のタスクあれこれ…

MY WAY/前川清

本日Spotifyを巡っていて辿り着いたのが、マエキヨのオールディーズカバーアルバム 洋楽カバーが3枚に邦楽カバーが1枚 どれも味のある、渋いんだけどどこか素っ頓狂、なマエキヨボーカルがクセになるオールディーズものということで、恐らくカバーしているん…

If you leave me now/Chicago

ifもしも、と思う人がいる。 つい最近まで、ifを思うことは後悔だった。 だけど、今日Netflix『Half of it』を見ながら思い出したあの人への気持ちは、後悔じゃなかった。理解者(understander)と出会った瞬きのような一時に、性愛を持ち込みたく無かった。…

さのさ節/石川さゆり

首から背中にかけて浮かぶ汗の雫を眺める姿勢、がとても好きだ ある特定の姿勢でのことだけど新歌舞伎座の3階席はまさに天空席で、舞台を見下ろす視点がまるでこちらがあの世かと思うほどそんな遠い遠い席からでも、石川さゆりさんのドレスから見えた白い背…

夏に亡霊/ヨルシカ

薬局での帰りに、ファミマに寄ってしろくまアイスバーを買った 車があまり通らない細い筋をボサッとした気持ちで歩きながら、しろくまアイスバーを齧ると、夏が来た夏が来たと思った瞬間に、夏が過ぎ去るセンチメンタルを待ち遠しく思い浮かべている夏は、過…

春の風/サニーデイ・サービス

生後すぐの我が子の夜泣きに困ってアレコレしている中で、サニーデイ・サービスの「青春狂騒曲」を聴くと泣き止む、というルーティンがあった。 泣き疲れのタイミングにハマっただけなんだろうけど、それだけでも救われる一時だった。昔から何か耳に引っかか…

good job/Yonawo

結局、麻婆豆腐作るならレトルトソースを買ってきた方が満足度高い。 カレーもシチューも、長年蓄積されたメーカーの知見とケミカルの力があるのだから、トーシロがテキトーに混ぜ合わせた調味料では敵わない。なんとなく敗北感を感じながら、ベッドに寝転ん…

優しさ/藤井風

誕生日を祝われる側、という立場がとにかく苦手だ。 誕生日以外のハレの催し全般だが、特に誕生日が特別。 「あ、どもども、あざっす」という感じで半端に頭を垂れてしまう。 謙遜でも卑下でもなく、自分で自分の誕生日に距離を取ってしまうのだ。誕生日を迎…

Say So/Doja Cat

ついにあつ森に手を付けてしまった。 目先のミッションをこなすだけの序盤だけど、昔好きだった牧場物語を思い出して楽しい 「フルーツをあつめる」とか「虫を捕まえる」という本筋ミッションに関係の無いルーティンタスクに延々と没入する単純な作業に没頭…

TEENEGER/オカモトコウキ

10年くらい前に通っていた駅前のバー。 そこでお酒を飲む時間は、大人ぶりたい背伸びと肩肘を張りたくない手軽さが、ちょうど良い温さだったから。 常連とまではいかないけれど、店主がこちらの顔も名前もすっかり覚えてくれた頃に、自分で持って行ったCDを…

ホットギミック ガール・ミーツ・ボーイ

一晩経てば、と思ったけどまた‏ヒリヒリする。日焼け止めを塗らずに海で遊び回り、その晩も翌日ものたうち回った7歳の夏を思い出す。 こんなにも焦がれた元凶。 たちばなくん!たちばなくん!たちばなくん!たちばなくん!たちばなくん!#ホットギミックガ…

フチなしメガネ

「そうそう」 彼の話している景色を思い出すと、自分や誰かの言葉を受け止めて、一撫でして、またラリーが続くように返す肯定の相槌を思い浮かべる。魔法のような、悪魔的にも思えるその相槌は、自分も相手も言葉の奥にある考えを更に深めたくなるブーストア…

2018年だった

あぁ、もうひなフェスの時期なんだ。ハロープロジェクト!の毎年恒例行事、ひなフェスにおける前哨戦かつ最大の注目コンテンツである抽選会の映像を楽しませてもらうのも、もう何年目なんだろうか。 Hello! Project ひなフェス 2018 ~恒例!ソロ&シャッフル…

いつも冷や汗をかく質問

某日、大阪市内某所で昼食を食べた店は、近隣・市内でもまぁまぁ有名で食べログやらブロガーが高評価を付けている、ある名物揚げ物を食べるために、お昼のピークタイムでは行列が出来る。狭い店内では相席するのが当然で、案内されたテーブルには4人席で2…

aikoを聴く⑤~暁のラブレター

「私ほどの女を振ったあの男なんて地獄に落ちれば良い、って思いながら●●って人の歌を聴いていた」立ち呑み屋でグダグダと、3年も前の男の思い出を語った女が、歌に求めていたのは救いや癒やしでなく、呪詛だった。 「ひどい男だった。自分が悪者にならない…

aikoを聴く④~秋、そばにいるよ

気が付けば株式投資歴も10年を超えていた。期待が不安よりも上回ってコレだと決めた株がジリジリと燃え燻り、塩漬け状態になってしまう事は多々。ヤキモキさせてくれる分、塩漬け株は愛おしさを増す。しゃーねーなーコイツは、と。 株式投資では、ドライに損…

aikoを聴く③~『夏服』

「別れる男には花の名前を教えなさい」と書いたのは川端康成だった。毎年咲く花を見る度に、愛した人を思い出すであろうから。歌詞カードのチューリップをかじるaikoを見て、春夏秋冬の花とあの人の写真を、ひっそりと思い出している。 3rd Album 『夏服』 …

aikoを聴く②~『桜の木の下』

久々にしこたまに酔った。帰りのタクシーでリバースして、運転手さんに「にーちゃん困るわー」とどやされた事が微かに記憶にある程度。その記憶すら正しいかも曖昧な酩酊。ショートパンツを履いていたから少し肌寒いかと思ったけど、帰り道でも汗ばむほど、…

aikoを聴く①~『小さな丸い好日』

■序文 aikoという音楽家・作詞家をずっと避けている。街中やCDショップでふと流れてくること以外では、出来るだけaikoの音楽に触れないようにしてきた。嫌いだから、では無い。好きになるに決まっているから、という気配がするから。「好きになるのが怖い…

「友達」の定義~ドラマ『火花』感想

先日、数年ぶりにパーマをあてた。(パーマあてる、って関西方面の言葉なんやな)20年来の付き合いになる美容師さんに「チリチリ一歩手前くらいで」というリクエストとともに見せた画像が、Netflixドラマ『火花』の波岡一喜演じる"神谷さん"だった。"神谷さ…

「好き」の理由はふんわりと

2017年3月。迎えるまで現実感の抱けなかった日が、さらりと過ぎ去ってしまった。 Especiaが解散した。 2013年から今まで、あたり構わず「Especiaが良いよ」と話し、薦め続けてきた。「アーバン」「ファンキー」「グルーヴ」「バブル」「ユルさ」「成長」「オ…

名前負け、なんて言わないで

未だに、企業間の年末年始ご挨拶ツールとして重用されるのが「カレンダー」と「手帳」の2大アイテム。贈る方も贈られる方も双方に有益だった時代があったのかもしれないけど、今や挨拶贈答という意味だけを乗せたこのアイテムたちを、誰が欲しているのだろ…

緩く美しく~『片道映画一本分』

映画館の心地良さは、映画を観るという感覚以外が閉じられる、暗闇の曖昧さがあるから。 日乃チハヤ『片道映画一本分』を読んだ。 片道映画一本分 (EDGE COMIX) 作者: 日乃チハヤ 出版社/メーカー: 茜新社 発売日: 2016/12/26 メディア: コミック この商品を…

セルフプロデュースという蟻地獄~及川光博「FUNK A LA MODE」視聴考

本日解禁された及川光博『FUNK A LA MODE』の全曲試聴を聞き終えて、まず思い付いた感想が「バタくさい」であった。 この一言では収まりきらない、奥歯に挟まり渦巻いている悶々とした感情を整理したい。 及川光博/FUNK A LA MODE 視聴サイト www.jvcmusic.…