ぎゃしゃ浮砲台

浮足立った雑文

名前負け、なんて言わないで

未だに、企業間の年末年始ご挨拶ツールとして重用されるのが「カレンダー」と「手帳」の2大アイテム。
贈る方も贈られる方も双方に有益だった時代があったのかもしれないけど、今や挨拶贈答という意味だけを乗せたこのアイテムたちを、誰が欲しているのだろう、謎だ。

でも、カレンダー・手帳業界からするとデッカいシノギなんだろうなぁ、と遠い目で呆れ返ってしまうほどに、カレンダーや手帳が溢れている現場に遭遇した。
担当者がこちらも向こうも複数入り乱れての取引関係、なんて状態になると同じアイテムが社内にわんさか。
とにかく異様に目に付いたのが、チャレンジお取り潰し待った無しなのに経費削減しないのかよ、とツッコまざるを得なかった東芝とグループ各社。
染み付いた文化で誰も止めようと言えないんだろうなぁ。
担当者も印刷会社か代理店への丸投げで、誰もが疑問に思わないルーティンで生まれる産物。
これも一種の産業廃棄物か。

そんな「カレンダー」「手帳」類で、個人的に入手して有益だったものの1つが、「SECOM DIARY(2017年版)」。
セコム株式会社の手帳です。関係者筋から頂いたんですが、社内用なのかな?
いや、使ってないんですけどね。手帳としての有用性ではなく、単にアイテムとしておもしろかっただけ。

とにかくデカい。A4サイズ、厚さ1cmちょいの手帳としては大ボリューム。
毎月冒頭ページと週スケジュール上部に挿入される商品や事業展開の情報がてんこ盛り。
「へー、7月5-6日はセコムの日なんだ」(7=セ、5=コ、6=ム)とか、
やたらと「日本初」を謳いまくるところとか、前時代的な日本企業感が溢れていて、とても好ましい。
20年位着込まれたおっさんのスーツ、って感じのクタリ方している様式美。
堅実なんだろうなぁ、という事が手帳からビシバシと伝わる。

 

わざわざ記しておきたかったのは、この手帳で初めて知った商品の名前にとてもときめいたから。

「トマホークジェットアルファ」

セコム社の商品でこんな名称だから、ミサイル撃墜システムか何か、とか思った。
なんの事は無い、コンロ火災自動消火システム、がその正体で。

 


「トマホークジェットアルファ」ご紹介~セコムのコンロ火災自動消火システム~【防災】|セコム


いや、なんの事は無いなんて言えない。コンロ火災も大きな災害だ。安全・安心を守る企業として、技術を活かした素晴らしいソリューションですよ。
でもさ、「トマホークジェットアルファ」って名前は仰々し過ぎるだろ、という点がもの凄くツボにハマっている。
調べてみると姉妹商品で「トマホークEX」とか「トマホークⅢ」とかあるんだけど、「トマホークジェットアルファ」の音感が一番好き。無駄にかっこいい。

 

真夜中2時を過ぎてから呟くと、毎度腹筋がちぎれてしまう言葉、それがトマホークジェットアルファ。

なんでこんな事をツラツラ書いてしまったんだろう。
でも、それくらい好きなワードなんだよ、トマホークジェットアルファ。