気が付けば株式投資歴も10年を超えていた。
期待が不安よりも上回ってコレだと決めた株がジリジリと燃え燻り、塩漬け状態になってしまう事は多々。
ヤキモキさせてくれる分、塩漬け株は愛おしさを増す。
しゃーねーなーコイツは、と。
株式投資では、ドライに損切って他の道を選ぶことが賢明だけど、人間の恋愛事情においてはそうはいかない。
沈んで、漬かって、染み込ませて、腐らせてしまってから、浮かび上がれば良いよね。
どれだけ忘れたいと唸っても、忘れられないんだから。
4th Album『秋 そばにいるよ』
- アーティスト: aiko,Ryo Yoshimata,Masanori Shimada
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2002/09/04
- メディア: CD
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発売日:2002/09/04
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1 マント
2 赤いランプ
3 海の終わり
4 陽と陰
5 鳩になりたい
6 おやすみなさい
7 今度までには
8 クローゼット
9 あなたと握手
10 相合傘(汗かきMix)
11 それだけ
12 木星
13 心に乙女
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夏服の残響がまだ後ろ髪を引いて、独りよがりの消化に悶絶して、浮かび上がる「やっと」感。
夏草に委ねてあたし今を生きる(マント)
かすかに残ったニオイがかすって(赤いランプ)
今も好きだよ(おやすみなさい)
あれもこれも忘れるのかなぁ(今度までには)
明日をおりこうに待ってみよう(クローゼット)
「おやすみなさい」は塩漬け状態が一気に上昇転換するサイン。
一本の波(電波)に乗せて送る、いつもと同じだけど最後の「じゃあね」と「おやすみ」。
またね、ではなくて「じゃあね」。さよなら、ではなくて「おやすみ」。
100点満点じゃないか。
浮上して、次のときめきを得たであろう気配から、高らかに生き様宣言しちゃう可愛らしさ。無敵なんだろうな、この瞬間は。
いつまでも心に乙女(心に乙女)