ぎゃしゃ浮砲台

浮足立った雑文

「好き」の理由はふんわりと

2017年3月。迎えるまで現実感の抱けなかった日が、さらりと過ぎ去ってしまった。

Especiaが解散した。

 

2013年から今まで、あたり構わず「Especiaが良いよ」と話し、薦め続けてきた。
「アーバン」「ファンキー」「グルーヴ」「バブル」「ユルさ」「成長」「オタクたち」「ごっこ遊び」「概念」、色んな言葉を連ねて興味を持ってもらいたいな、と思って話しながらも、自身が感じていたEspeciaの魅力の核を表現できている感覚が無かった。

解散ライブが終わった夜に思い浮かんだ言葉が、最もしっくり来た。

「笑顔が素敵な人たち」

あぁ、コレだったんだ。ふんわりとしているけれど、Especiaを好きな一番の理由、感覚が見つかった。

 

自分が観てきた6人時代から第2章の3人時代まで、メンバーだった7人は、みんなステージ上での笑顔が素敵な人たちだった。
辛いことも、上手くいかないことも、面倒なことも抱えていたであろうけど、ステージ上で輝く彼女たちの笑顔に、ずっと魔法をかけられ続けてきたんだ。

好き、の理由は捏ね繰り回した言葉で探さずとも、単純なことだった。

 

たくさんの笑顔が思い浮かぶ風景をありがとう。

彼女たちの笑顔が、これからの人生でも、続いていきますように。

 

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2017年4月1日、暦もしっかりと春を刻んだ土曜日。
家で料理をしながら口ずさんでいたメロディーが『スカイタイム』だった。

ふんわりとEspeciaの音楽と存在がある日々。

ふんわりと、くらいの距離感で好きでい続けれられたらいいな。